ある雑記帳

とりあえず気楽にやります。

年末の大晦日に毎年とんかつを食べに行っています。
高級なお店ではなくチェーン店です。
駅の近くの同じ店に大体同じ時間に行きます。
毎年同じ日同じ時に同じ場所を歩いて見ることが楽しかったりします。

去年の年末も行ってみたのですが、お店が閉まっていました。
貼り紙には12月31日の短縮された営業時間のお知らせと、1月1日の休業が告知されていました。 
去年まではもっと遅い時間までやっていたのですが、今年は昼すぎに閉めたようです。 

仕方がないのでぶらぶらと散策しましたが、年末年始休業の貼り紙が以前より増えてきていました。
いいことだと思いました。

駅前の立地なので年末年始に閑散とすることから閉めているのかもしれませんが、
飲食店や小売店などもできるなら休業にした方が店員さんたちの生活が充実していいと思っています。 
年に何回かの大きな祝日行事に毎回仕事では、私生活や家族親戚関係がどんどん疎かになっていきます。
少しくらいの給料やボーナスよりも、重要なポイントでの休暇・時間の方が従業員満足度の向上につながると思います。

同じ会社でいつまで働けるかわからないのが当たり前なのですから、極力私生活を犠牲にしたくないのは当然です。回収できない可能性が高い先行投資は無駄ですから。

ヨルダンのぺトラ遺跡に行った時のこと。

ぺトラ遺跡は遺跡の入り口から見どころの一つである岩の間を歩く回廊まで歩いて20~30分の距離があります。 
行きは緩やかな下りなので楽々進みますが、帰りは広い遺跡の中を散々歩き回ってヘトヘトになるのできついです。

で、この回廊の出入り口のところには馬がたくさん並んでいて、ベドウィンが声をかけてきます。
「馬に乗らないか?料金はかからない。嘘じゃない、チケットに書いてある。」
この手の話は相手をしないのがいいのですが、くたびれているところでこんなことを言われると確かめたくなります。
チケットを確認すると入口から回廊までの料金が含まれている旨、確かに書いてある。

これ、ホイホイと乗ってはいけなかったですね。少なくとも料金を払わないつもりなら乗るべきではなかったです。
後になって考えれば当たり前ですが、道中半ばまでは「無料」と言いつつ、だんだんチップの話になっていきます。 
写真撮ったり、馬を走らせたりそれなりに面白かったのでしょうがないかと少し渡しました。
それならそれで最初から言ってくれればもやっとしないのにと思ったので、日本人相手なら最初にチップいくらだって言っといたほうがいいと言ってみましたが、お互い怪しい英語なのでどれだけ理解されたか。

はじめからそのつもりでいればきれいな馬で楽しいですよ。
疲れたときは気を付けないといけないですね。

7月にヨルダンとイスラエル、UAEに行ってきました。
その際にたどったルートについて書いてみます。

全体としては以下のようなります。
1 空路でヨルダンのアンマンへ
2 アンマンから陸路キングフセインブリッジを通ってイスラエルのエルサレムへ
3 イスラエル内周遊後イスラエルのエイラットから陸路ヨルダンのアカバへ
4 ヨルダン内でアンマンへ移動後、空路UAEのアブダビへ
5 UAE内周遊後UAEアブダビから空路日本へ

出発前に調べた中では上記のルートに一致する情報がなかったのですが、
結果的には上記行程で周遊できました。

事前に懸念していたことと、実際の結果は以下。

【1 空路でヨルダンのアンマンへ】
これは特に問題なし。入国審査では大変親しげに冗談を言う係官でした。

【2 アンマンから陸路キングフセインブリッジを通ってイスラエルのエルサレムへ】
懸念事項:事前調査ではここが難関。イスラエル側の入国審査で要注意とされると数時間も待たされ、厳しい質問攻めに会うとのこと。
対策:面倒になりそうなものは極力荷物から省きました。イスラエルでの旅行予定を作成。最初の宿泊予定の宿の予約票を印刷。とにかく身ぎれいにして好印象になるように。
結果:ヨルダン側出国は問題なし。イスラエル側、荷物検査は問題なし。入国審査時の質問は「名前は」「目的は」「ホテルの予約票を見せて」のみで終了。
いろいろ英語で答えられるように想定していた問答は全く使われませんでした。運がよかったのだと思います。
押されると後々問題になるというイスラエルスタンプは何も言わなくても押されませんでした。IDカードのようなものをパスポートに挟んで渡されます。荷物検査管理用のシールはパスポート裏面にべったり貼り付けられます。

【3 イスラエル内周遊後イスラエルのエイラットから陸路ヨルダンのアカバへ】
懸念事項:イスラエル出国時に荷物を細かくチェックされることがあるとのこと。またどこで誰と会ったか細かく聞かれる場合があるらしい。
キングフセインボーダーを通ってヨルダンからイスラエルに入った場合、ヨルダンの出国スタンプが押されないため、エイラットボーダーを通ってヨルダンに入国する際、最初に空路で入国した時の入国スタンプのみのパスポートでまたヨルダンに入国する形になり、そんなことが許可されるのか不明。
対策:荷物はきれいに整理しておきました。またイスラエル内での行動については旅行予定表に結果として追記して説明できるようにしました。
結果:イスラエルからの出国は全く問題なし。名前を聞かれた程度でした。
キングフセインでスタンプを押されなかったので、スタンプ自体が廃止なのかと勝手に思い込んで何も言わないでいたところイスラエルからの出国スタンプをパスポートに押されてしまいました。
ヨルダンへの入国審査は懸念していた問題はなく、荷物検査で荷物を開けるように指示されましたが軽く確認しただけで「OK!OK!」と明るい係官でした。
この時点でヨルダンの出国スタンプがないまま、入国スタンプが2回押された形になりました。

【4 ヨルダン内でアンマンへ移動後、空路UAEのアブダビへ】
懸念事項:イスラエルスタンプを押されてしまったため、UAE入国に際してやや不安。
ただ、事前に調べた限りではイスラエルへの渡航歴があると入国拒否される国一覧にUAEはなかったため、何もないだろうと思っていました。
対策:特になし。一応身ぎれいに。
結果:入国審査で係官に「どこから来た?」と聞かれ「日本」と答えたのですが、そのあとに飛行機のチケットを見せるように言われました。そこで気が付いて、チケットを見せながらアンマンからの便で飛行機で来たことを伝えると、「パレスチナに行ったか?」と聞かれました。パスポートに押してあったイスラエルの出国スタンプが目に留まったようです。
イスラエルからの出国審査ではパレスチナ自治区に行ったかどうかが問題になることが多いと聞いていたため、「パレスチナ」の言葉に敏感になっていました。とっさに「ヨルダンからイスラエルに行って、そのあとまたヨルダンに戻ってUAEに来た。」と回答してしまいました。言ってしまった後に、ここはUAEで、彼らにとっては、「イスラエル」ではなくパレスチナだったと気づいたのですがどうしようもないのでハラハラしていました。
この点については係官の人も特に気にしていないようでしたが、何かを考えている様子でした。
他の係官に相談するためか隣のブースを振り返ってもその時はその係官と私しかいない状況で、「困ったな」という顔をしながら数秒後に「まあ、いいや」という感じで入国スタンプを押して「ウェルカム」と言われました。

【5 UAE内周遊後UAEアブダビから空路日本へ】
懸念事項:特になし。
対策:特になし。
結果:入国したのだから出る分には何もないだろうと高をくくっていました。ところが出国審査でまたもイスラエルスタンプが目に留まったようです。そして、UAEの入国スタンプを訝しがるそぶりで目的と滞在期間を聞かれました。「旅行」で「昨日到着、今日出発」と答えたところ「どこにいた?」とのことでしたのでドバイに行ったことと、ホテル名を伝えました。
その後今回は隣のブースの係官と少し会話の後、出国スタンプを押してもらえました。



全体としては特に何も問題はなかったのですが、普段あまり質問された経験もなかったのでUAEでの入国、出国は予想外に訝しがられ緊張感がありました。それでも数分のやりとりですので大したことはないのかもしれませんが、「イスラエルスタンプ」はやはり押されないに越したことはないようです。

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