ある雑記帳

とりあえず気楽にやります。

カテゴリ: 旅行

ヨルダンのぺトラ遺跡に行った時のこと。

ぺトラ遺跡は遺跡の入り口から見どころの一つである岩の間を歩く回廊まで歩いて20~30分の距離があります。 
行きは緩やかな下りなので楽々進みますが、帰りは広い遺跡の中を散々歩き回ってヘトヘトになるのできついです。

で、この回廊の出入り口のところには馬がたくさん並んでいて、ベドウィンが声をかけてきます。
「馬に乗らないか?料金はかからない。嘘じゃない、チケットに書いてある。」
この手の話は相手をしないのがいいのですが、くたびれているところでこんなことを言われると確かめたくなります。
チケットを確認すると入口から回廊までの料金が含まれている旨、確かに書いてある。

これ、ホイホイと乗ってはいけなかったですね。少なくとも料金を払わないつもりなら乗るべきではなかったです。
後になって考えれば当たり前ですが、道中半ばまでは「無料」と言いつつ、だんだんチップの話になっていきます。 
写真撮ったり、馬を走らせたりそれなりに面白かったのでしょうがないかと少し渡しました。
それならそれで最初から言ってくれればもやっとしないのにと思ったので、日本人相手なら最初にチップいくらだって言っといたほうがいいと言ってみましたが、お互い怪しい英語なのでどれだけ理解されたか。

はじめからそのつもりでいればきれいな馬で楽しいですよ。
疲れたときは気を付けないといけないですね。

7月にヨルダンとイスラエル、UAEに行ってきました。
その際にたどったルートについて書いてみます。

全体としては以下のようなります。
1 空路でヨルダンのアンマンへ
2 アンマンから陸路キングフセインブリッジを通ってイスラエルのエルサレムへ
3 イスラエル内周遊後イスラエルのエイラットから陸路ヨルダンのアカバへ
4 ヨルダン内でアンマンへ移動後、空路UAEのアブダビへ
5 UAE内周遊後UAEアブダビから空路日本へ

出発前に調べた中では上記のルートに一致する情報がなかったのですが、
結果的には上記行程で周遊できました。

事前に懸念していたことと、実際の結果は以下。

【1 空路でヨルダンのアンマンへ】
これは特に問題なし。入国審査では大変親しげに冗談を言う係官でした。

【2 アンマンから陸路キングフセインブリッジを通ってイスラエルのエルサレムへ】
懸念事項:事前調査ではここが難関。イスラエル側の入国審査で要注意とされると数時間も待たされ、厳しい質問攻めに会うとのこと。
対策:面倒になりそうなものは極力荷物から省きました。イスラエルでの旅行予定を作成。最初の宿泊予定の宿の予約票を印刷。とにかく身ぎれいにして好印象になるように。
結果:ヨルダン側出国は問題なし。イスラエル側、荷物検査は問題なし。入国審査時の質問は「名前は」「目的は」「ホテルの予約票を見せて」のみで終了。
いろいろ英語で答えられるように想定していた問答は全く使われませんでした。運がよかったのだと思います。
押されると後々問題になるというイスラエルスタンプは何も言わなくても押されませんでした。IDカードのようなものをパスポートに挟んで渡されます。荷物検査管理用のシールはパスポート裏面にべったり貼り付けられます。

【3 イスラエル内周遊後イスラエルのエイラットから陸路ヨルダンのアカバへ】
懸念事項:イスラエル出国時に荷物を細かくチェックされることがあるとのこと。またどこで誰と会ったか細かく聞かれる場合があるらしい。
キングフセインボーダーを通ってヨルダンからイスラエルに入った場合、ヨルダンの出国スタンプが押されないため、エイラットボーダーを通ってヨルダンに入国する際、最初に空路で入国した時の入国スタンプのみのパスポートでまたヨルダンに入国する形になり、そんなことが許可されるのか不明。
対策:荷物はきれいに整理しておきました。またイスラエル内での行動については旅行予定表に結果として追記して説明できるようにしました。
結果:イスラエルからの出国は全く問題なし。名前を聞かれた程度でした。
キングフセインでスタンプを押されなかったので、スタンプ自体が廃止なのかと勝手に思い込んで何も言わないでいたところイスラエルからの出国スタンプをパスポートに押されてしまいました。
ヨルダンへの入国審査は懸念していた問題はなく、荷物検査で荷物を開けるように指示されましたが軽く確認しただけで「OK!OK!」と明るい係官でした。
この時点でヨルダンの出国スタンプがないまま、入国スタンプが2回押された形になりました。

【4 ヨルダン内でアンマンへ移動後、空路UAEのアブダビへ】
懸念事項:イスラエルスタンプを押されてしまったため、UAE入国に際してやや不安。
ただ、事前に調べた限りではイスラエルへの渡航歴があると入国拒否される国一覧にUAEはなかったため、何もないだろうと思っていました。
対策:特になし。一応身ぎれいに。
結果:入国審査で係官に「どこから来た?」と聞かれ「日本」と答えたのですが、そのあとに飛行機のチケットを見せるように言われました。そこで気が付いて、チケットを見せながらアンマンからの便で飛行機で来たことを伝えると、「パレスチナに行ったか?」と聞かれました。パスポートに押してあったイスラエルの出国スタンプが目に留まったようです。
イスラエルからの出国審査ではパレスチナ自治区に行ったかどうかが問題になることが多いと聞いていたため、「パレスチナ」の言葉に敏感になっていました。とっさに「ヨルダンからイスラエルに行って、そのあとまたヨルダンに戻ってUAEに来た。」と回答してしまいました。言ってしまった後に、ここはUAEで、彼らにとっては、「イスラエル」ではなくパレスチナだったと気づいたのですがどうしようもないのでハラハラしていました。
この点については係官の人も特に気にしていないようでしたが、何かを考えている様子でした。
他の係官に相談するためか隣のブースを振り返ってもその時はその係官と私しかいない状況で、「困ったな」という顔をしながら数秒後に「まあ、いいや」という感じで入国スタンプを押して「ウェルカム」と言われました。

【5 UAE内周遊後UAEアブダビから空路日本へ】
懸念事項:特になし。
対策:特になし。
結果:入国したのだから出る分には何もないだろうと高をくくっていました。ところが出国審査でまたもイスラエルスタンプが目に留まったようです。そして、UAEの入国スタンプを訝しがるそぶりで目的と滞在期間を聞かれました。「旅行」で「昨日到着、今日出発」と答えたところ「どこにいた?」とのことでしたのでドバイに行ったことと、ホテル名を伝えました。
その後今回は隣のブースの係官と少し会話の後、出国スタンプを押してもらえました。



全体としては特に何も問題はなかったのですが、普段あまり質問された経験もなかったのでUAEでの入国、出国は予想外に訝しがられ緊張感がありました。それでも数分のやりとりですので大したことはないのかもしれませんが、「イスラエルスタンプ」はやはり押されないに越したことはないようです。

8月19日から8月20日にかけて富士山に登ってきました。

その時の持ち物などを書いておきます。

【全体行程】
富士山5合目吉田口まではツアーバス。
ガイドなしのフリー登山プランで、8合目の山小屋泊+食事(夜・朝)が込み。
制約は8月20日の10時頃までに吉田口に戻ること。

歩いた結果は以下の通り。

8月19日
16時頃登山開始。
20時30分頃8合目の山小屋着。
山小屋にてカレーを食べ、その後仮眠。

8月20日
午前1時過ぎ山頂へ向けて出発。
3時過ぎに山頂。
6時前に下山開始。
9時前に5号目吉田口着。
その後はツアーバスにて帰路。


【備考】
・普段登山をしているわけではないので、いろいろなサイトで予習して行きました。

・ツアーバスでの往復でしたがガイドなしのプランで、一人での上り下りでした。
とにかくゆっくり歩いていたので序盤はどんどん追い越されました。
ただ、休憩をとらなくても問題ないペースだったので結果的に標準的な時間で歩けたようです。

・富士山での食事は山小屋での夕食のカレー、山小屋でもらう朝ごはんの弁当(いなりずしと太巻き)。いずれもツアープランに込みのもの。あとは自分で持って行った移動食。
・登り始めは曇り、霧も出たり晴れたり。そのまま日が暮れて山小屋着。
夜中、山頂へ向けて山小屋を出たところで雨。霧も出たり晴れたり。風もそれなり。
下山開始後しばらくして雨が止みましたが、8時頃からまた雨。


【服装】
・靴
バイク用のブーツがあったのでそれを使用。
底が厚く裏はデコボコ、ハイカットの革製で見た目は昔の登山靴。
そこそこ防水性もあるものだったので問題ありませんでしたが、一旦中まで浸水してしまうとなかなか乾かないものなので、大雨だったら厳しかったかもしれません。
重量は少々重く片方で1kg。普段重く感じていたので不安でしたが、富士山ではゆっくり歩いていたので気になりませんでした。

・ズボン
普段履いている化繊の夏物。少し緩めのデザインで速乾性があるもの。

・シャツ
速乾性の長袖シャツをベースに、適宜上着を着脱。

・靴下
速乾性の靴下を2枚重ね履き。


【持ち物】
・リュック
普段から使っているリュック。特別に登山用ではないので腰ベルトはついていないです。
容量は外側のポケットも入れて20リットル強。2,500円くらいの安物です。
今回はレインウェアと防寒着をこのリュックの下に、100均の自転車かごの盗難防止用のゴム網を使って固定して使いました。
重さは荷物全部で4kgくらいでした。

・リュックカバー
100均の自転車の後ろかご用の防雨カバーを使用。サイズがちょうどよかったので問題なし。

・水
500mlのペットボトルの水を3本。
行きのバスの中で飲んでしまったので残り1.2リットル程度で登山開始。
山頂へ向けて山小屋を出るときに残り500mlだったので山小屋で500ml(400円)を1本購入。
下山完了時にちょうど残量0。
他に夕食時に山小屋で熱いお茶をコップ1杯、朝ご飯の弁当と一緒にもらった紙パックのお茶(250ml程度)、山頂で買った缶入りのココア(350ml)1本(400円)を飲んでます。

・移動食
キャラメル2箱と100均のドライフルーツ2袋。
のぼりはずっとキャラメルを舐め続けていました。
下りは気が付いたときだけで、数個。
下山完了時にキャラメル1箱が空になりました。ほかのものは結局手を付けず。

・レインウェア
ホームセンターで購入した作業用のレインウェア。3,500円くらい。
撥水、透湿加工のもの。ビニール製のものよりは快適でしたが、頂上に着くころには内側も汗で濡れてしまっていました。
山小屋から頂上まで少しペースが速かったので、もっとゆっくり歩けば発汗状況も変わったかもしれません。

・吸水速乾シャツ
半袖1枚、長袖2枚。これもホームセンターで作業用を購入。1枚600~円くらい。
登り始めはこの長袖1枚。途中で防風にレインウェアの上着を着て8合目山小屋まで。
山小屋を出てから頂上までの間に汗をかいてしまっていたので、頂上に着いてすぐに長袖シャツを着替えました。
半袖は下山後帰り用の着替え。

・フリース
防寒用。8合目山小屋から頂上、下山途中まで、レインウェアと合わせて使用しました。
少々かさばりましたが圧縮袋に入れて荷造りしました。

・帽子
念のため持って行ったのですが曇りのため使用せず。

・サングラス
往復とも曇りのため使用せず。

・ヘッドライト
スポーツ用品店で防水、軽量のものを購入。2,000円くらい。
他の登山者もいる状態で、自分の周りと足元さえ照らせればよかったので照度は一番弱くして使用していました。

・懐中電灯
いつも使っている100均で売っている小型のもの。念のため。

・乾電池
ヘッドライト用の予備として。使用せず。

・靴下
履いているもののほかに速乾靴下2組。ホームセンターで購入したもの。
濡れてしまった場合の備えでしたが、使用せず。

・カイロ
冬の残り物。頂上はとにかく寒いのであればそれなりに暖まります。

・タオル

・トイレットペーパー

・ゴミ袋

・小銭
100円玉を20枚。
使用したのはトイレで200円、山小屋で水の購入400円、山頂で缶入りココア400円。おみくじ100円。


【その他雑感】
・歩くペースはとにかくゆっくりを心がけました。
5合目から6合目まではどんどん追い越されましたが、6合目で配布された地図の目安時間と比べるとちょうどか少し遅いくらいでした。
5合目ですでに空気が薄い感じがしていたので、心拍数が上がりすぎないように、息を深く吐くようにしながら歩きました。
・7合目までで徐々に体が慣れてきたようで、歩くペースにも自信が持ててきました。
・7合目あたりから少し頭痛がしました。暗くなってきてヘッドランプと、防風としてレインウェアの上着を羽織りました。8合目まで気温はちょうどよく、快適でした。
・8合目山小屋でのカレーとお茶は大変おいしく感じました。布団もスペースは十分でした。
・8合目から山頂までは急こう配が続き、雨も降り始めてしまったので長く感じました。
他の登山者の方も同じ時間帯に頂上へ向かわれるので登山道で行列になってしまう個所もしばしばありました。
速いグループの方には立ち止まって追い越してもらったりしましたが、狭い個所ではそうもいかずペースが上がってしまいました。
案内係の方が、前の人とスペースが空かないようにとの呼びかけをされていました。
・雨と霧で山頂までほとんど景色は楽しめませんでしたが、視界が悪く、空気が薄い中で山に登るという貴重な経験でした。
・山頂は寒く、富士山の厳しさを感じました。
・しばらくすると山小屋の休憩所が開いたので、飲み物を買って中で休ませてもらいました。
ラーメンが900円くらいでした。私は弁当があったので食べませんでしたが、とてもおいしそうでした。
・富士山は外国の方が多かったです。「必勝」の鉢巻をして、日の丸が付いた金剛杖を持った方など。
・天候が悪く御来光も見られず御鉢巡りもできませんでしたが、浅間大社のおみくじで大吉を引くことができたのですべて良しとしました。
晴れた日は星もきれいだと聞きましたので、また来れたらと思いました。
・下りは同じような砂利道が延々続きます。調子に乗ってペースを上げてしまい、少々膝が痛くなりました。下りも慎重にゆっくり歩けばよかったです。幸い帰ってから2日ほど湿布を張っていたら治りました。

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